ナレッジ・マネジメント成功に必要な3つの要素とは?
多くの企業にとってナレッジ・マネジメントの目的は組織力の強化や業務効率化です。
しかしいざ実践するとなると理想通りにナレッジ・マネジメントを実現できるとは限りません。
ナレッジ・マネジメントを成功に導くためには以下の3つの要素が重要です。
戦略
ナレッジ・マネジメントを行う際には、まずビジネス要件を理解することが極めて重要です。ナレッジ・マネジメントを行うことでどのようなビジネス要件に答えることができるのか明確にしましょう。それを踏まえた上でナレッジ・マネジメントの戦略を立てる際には以下を明らかにしましょう 。
- ゴール:ナレッジ・マネジメントがどのようにビジネス上の課題を解決するか
- 目標や指標の設定:ゴールを実現するための目標とその指標の設定
- 予算
- 期待効果(ROI)
ヒト
ナレッジ・マネジメントを進める上では適切な人材を集めることが重要です。特にシニア・リーダーと部門横断的なステークホルダーが鍵となります。
- リーダー:組織戦略を考えた上でナレッジ・マネジメントを強い意志を持って後押ししてくれる経営幹部や部門長。
- 部門横断的な立場にあるステークホルダー:ナレッジ・マネジメントの導入を前に進めてくれる人。
リーダーはナレッジ・マネジメントの導入によって利益を享受することができる人、例えば緊急のナレッジ・ニーズ(自部門の専門家が退職する、新入社員教育が追いつかないなど)を抱える部門長などの場合もあるでしょう。部門横断的な立場にあるステークホルダーとしては、まず人事部、IT部門などの社員が挙げられます。彼らと協力することで、ナレッジ・マネジメントの有効性が向上することがわかっています。
さらにナレッジ・マネジメントを効果的に継続するためには知識共有を企業文化に浸透させる必要があります。そのためには異なる職位や部門の関係者を含むナレッジ・マネジメントチームを組織するなど、積極的な維持・促進活動が必要となります。
プロセス
ナレッジ・マネジメントがうまくいっている組織においては、以下のプロセスが滞りなく行われています。
- 作成:新しいナレッジの作成。
- 特定:組織内に存在するナレッジを明確にし、その中で企業にとって重要なナレッジを特定。
- 収集:特定されたナレッジを従業員がアクセスできる形で収集および文書化。
- 整理:収集されたナレッジを利用しやすいように整理(トピック別にナレッジを分類するなど)。
- 共有:ナレッジを組織内の関係者に部門を超えて共有。
- 活用:社員がナレッジにアクセスし活用することで組織のパフォーマンスが向上(製品開発、顧客サービスなど様々な分野で活用)。
- 評価・メンテナンス:ナレッジ・マネジメントの有効性を継続的に評価し、必要に応じてナレッジ・マネジメント・システムの更新を行う。
ナレッジ・マネジメントを導入する際にはこれらのステップを既存のビジネスプロセスに無理なく組み込むことが重要です。
上記のようなプロセスを滞りなく実現するには、それを支えるITインフラが欠かせません。 Kikuをはじめとしたナレッジ・マネジメントツールは組織内のナレッジを簡単に作成、効率的に収集、整理、共有、そして有効活用できるよう支援します。
ナレッジ循環で課題解決
効率的な業務改善を
体感する
-
業務のやり取りから
ナレッジを
効率的に収集したい -
サステナビリティを
考慮した業務改善を
実現したい -
部署間での
ナレッジ共有により
業務効率化を図りたい